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2008/07/28

佃は古き江戸の島

  江戸時代を扱った小説には少なからず登場するのが佃島と住吉神社です。

  住吉神社への道すがら釣船の看板があったりします。大阪佃からの33人の末裔、やはり海が生業なのでしょうか。

  住吉神社本殿です。正保3年(1646年)住吉三神(底筒之男命、中筒之男命、表筒之男命)、神功皇后(息長足姫命)、徳川家康(東照御親命)の御神霊を奉遷祭祀した、これが佃住吉神社の起源だそうです。
  佃島は江戸湊の入口に位置し、海運業、各問屋組合をはじめ多くの人々から海上安全、渡航安全の守護神として信仰を集めたと御由緒に。
Taisai_guide1_2   住吉神社の大祭の公式ガイドブックです、ガイドブックが出てるってことは今年は3年に一度の大祭ってことなんでしょう。  あちこちそれらしい準備がされてましたから。
  8月1日~8月4日まで行われるらしく住吉神社に行事日程が張り出されてありました。
  残念ながら大祭見ること叶わずでした。
  ここの神輿は八角神輿と呼ばれ江戸時代から続く希有なものだとか。
  神輿は海中渡御に使われるため漆による気密性が保たれた仕様になっていると聞きました。(現在は船渡御に変わってる)
  住吉講の皆さん何やかやと準備に大変でしょうね。
  このガイド月島名物「もんじゃ焼き」のお勧めがきっちり掲載されておりましたよ。

  佃への入口「黒木鳥居」、祭りの作業開始とともに建てられる。
  この臨時仮設の鳥居によって島全体が住吉神社の境内となるのです。
  まだ大祭の準備中で提灯などの飾り付けは行われていませんでした。

  大祭用の大幟の基礎部分(抱木)㊨と柱㊧3年に一度川底から掘り起こされる。大祭には欠かせないのが6本の大幟だそうです。大幟は歌川広重が画く5反幟で高さ25㍍江戸時代のものと佃源の佃煮のしおりに。
  川底に埋められるのは空気に触れて木が腐ってしまわないようにするためとか。
 
  平成20年大祭ポスター、大幟こんな感じだそうな。

  埋めてる場所にはこのような立札が、何年か前にこの立札見たとき文化財でも埋まってるのかと思ってたがそうでなく祭礼用の大幟の柱と抱が保存のため川底に埋められてるのだと今回初めて知った。
  公式ガイドブック読んで解ったのですが。
  祭りが終わると柱と抱はまた3年の間ここに埋められる。

  ここには古い歴史を持つ3軒(天安、佃源田中屋、丸久)の佃煮屋さん今も商いを続けています。
  今年も8月1日~8月4日まで佃島全体が江戸になるのです。

  江戸の風情とは言うモノのこう高層マンション群に囲まれると何とも言い難い、東京の風景そのもです。
  手前の集落にひっそり息づいてると思うことに。(手前佃島、マンション群石川島で長谷川平蔵”池波正太郎作鬼平犯科帖主人公”による石川島人足寄場跡付近です)

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旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

行ったことはないけどなんだか懐かしい感じがする場所。それが下町の魅力ですよね。町並み一つ一つが不思議な魅力を持っていますよね。

そう、あのさして広くもない佃の町並みが好きで東京にでて時間があれば必ず覗く場所になってます。最初に行ったときの印象が子供のころの自身の田舎と重なり何となく郷愁を感じて。

投稿: メンカ | 2008/07/29 21:58

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