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2011/03/11

石垣島(宮良殿内(みやらドゥンチ))

王府時代の建造物。
1819年八重山頭職宮良当演時代に建造、首里の貴族屋敷を真似た建築と言われてる。
我が国の重文です。
今も末裔が居住してますので建物の中までは見ることは出来ません。
当主も、ご高齢の様で建物の維持管理も行き届いてるとは言いがたい。
200円の拝観料では維持は難しいだろうし、それ以上に1日何人拝観者が来るかも問題だ。
観光バスの入るような場所ではないし。



門は薬医門形式と言うのだそうです。
屋敷は琉球石灰岩で囲まれてる↓。









屏風(ヒンプン)家の門の前にある目隠し↑。
魔除けの意味もあるらしい。沖縄でよく見掛けるものです。
中国文化の影響?



門側から見るとこんな感じ、目隠しの状態が判る。





庭園は、首里の庭園「師城間親雲上」の設計指導によるもので琉球石灰岩を主材料に五つの築山を築いてる。
これは、日本庭園の伝統様式を踏襲するもので、日本庭園文化伝播を見る上で貴重であるばかりでなく、沖縄の近世における、上流階級の屋敷構えの中における庭園として最もよく保存されてると説明が。

王府時代の様子を知るに貴重なものだそうです。
また当時の資料も残っておりこれまた貴重な物だとか。
用材は八重山島産いぬまき使用と。
ただ、この建物は頭職程度の身分には許されるものでは無く5回も王府から警告を受けた。
特に瓦葺きは問題だったようです。

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